三島市の南端に位置する「松毛川」(沼津市側は灰塚川と呼ぶ)は、かつては狩野川の一部でしたが、昭和初期の堤防工事により、三日月型の「止水域」になりました。このような旧河川敷が今も残っている地区は、全国的にも大変に珍しく、両岸のエノキ、ムクノキ、ケヤキなどの巨木が密植する「
松毛川には、全国的にも貴重な水辺自然環境が残り、多くの動植物が生息しています。川、河畔林、田畑、開けた空間など、動植物が生息しやすい自然環境が、バランス良く整っているので、
しかし現在、周辺にはゴミの放置や釣り具による鳥類被害、河畔林の倒木や枯死、水質悪化、堆積物による
そこで、NPO法人グラウンドワーク三島では、地元住民や隣接自治会、行政、専門家、そして、未来を担う子どもたちとの協働による新たな森づくりに取り組み、これまでに約1,600本の植林を進めてきました。今回、「松毛川千年の森トラスト運動」を開始し、地元住民による愛護組織「松毛三日月会」等とも協働した新たな森づくりや、親水事業、水辺自然環境の改善再生活動などの「千年の森づくり」に取り組んでまいります。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。